太陽光設置で気を付けることはあるでしょうか。
住宅用ソーラーについてよくあるご質問
Q1太陽光発電を導入するメリットは?
A.メリットは様々ですが、第一にあげられるのはエネルギーの自給自足ができることです。日中は発電した電気を使用することができるので、電力会社から買う電力が減り、月々の電気代が安くなります。さらに太陽光発電で創った電気は、「固定価格買取制度(FIT)」によって電力会社に売ることもできるのできます。また、災害などで停電が起きた場合でも太陽光発電で創った電気を使うことができるためもしもの備えとしても注目されています。
蓄電池との併用をする場合には、お使いの電気量に最適な蓄電池の選択が必要です。詳しくシミュレーションさせていただきますので、お気軽にお問合せください。
Q2太陽電池で蓄電もできるの?
A.太陽電池は太陽光エネルギーを電力に変える半導体の一種です。
太陽光発電システムは、太陽光エネルギーを電気を創る機器なので蓄電することはできません。太陽光発電システムとは別に「蓄電池」を設置することで創った電気を貯めておくこともできます。
Q3蓄電池ってどんなもの?
A.蓄電池とは、電気を蓄えて必要なときに供給できる装置のことを指します。中でも、家庭用蓄電池は住宅に設置した太陽光パネルで発電した電気や、電力会社から購入した電気をためておく装置です。蓄電容量は1~15kWhのものがラインナップされています。 また、蓄電池は太陽光発電設備と相性がいい装置となります。これは、蓄電池があることで日中に太陽光で発電した電気をためておき、発電できない夜間などにためた電気を使用することがで きるからです。近年は、電気代の削減につながるということだけでなく、自然災害などによる停電時の備えとしても注目されています。
当社では、国内メーカーの蓄電池に加えて、大容量で価格力のある蓄電池テスラパワーウォールを扱っています。
Q4蓄電池の蓄電容量・実行容量・出力とは?
A.蓄電容量とは、電気をためることができる量を指しており、 単位は「kWh(キロワットアワー)」と言います。 また、蓄電容量には「定格容量」と「実行容量」の2種類が あります。定格容量とは、規定された条件下で蓄えられる 電力量のことです。実行容量とは、実際に使用できる電力 量を意味します。 出力=蛇口からでる水量 出力とは、一度に出せる電気の量、つまり瞬間的なパワーの ことを言い、単位は「kW(キロワット)」や「W」(ワッ ト)です。 出力が大きいほど同時に使える家電が多くなります。 ほとんどの蓄電池が通常時と停電時で出力が変わります。
Q5既築住宅に太陽光発電を設置することも可能でしょうか?
A.可能です。
住宅のリフォームやオール電化にすることをきっかけに太陽光発電システムの導入されるお客様もいらっしゃいます。耐用年数や建物や屋根の構造によって補強対策が必要なことがありますのでお問合せください。
Q6設置に適した方位はありますか?
A.方位は日当たりのよい南側の屋根がおすすめです。
東面や西面は、南面に比べて発電量が15%ほど少なくなりますが、十分発電に適した方位です。北面の屋根については発電量が大きく低下するほか、近隣住宅へ太陽電池モジュールの反射光が差し込む可能性があるためおすすめできません。
Q7パネルの重みで屋根へ負担がかかりませんか?重量は?
A.屋根の構造や築年数などの諸条件によりますのでお問合せください。
設置条件や使用機器、金具固定点数にもよって異なりますが、折板屋根への標準的な設置工法の場合、約15kg/㎡が目安となります。
Q8一軒あたりどの程度の太陽電池容量が必要ですか?
A.個々の家庭における電力消費量は、その地域も含めた生活形態等により大きく異なりますが、標準的な例としましては一般家庭の平均年間消費電力量は 5,156kWh((一社)太陽光発電協会 表示ガイドライン平成27年度版より)という統計値も有り、この場合には4kW程度の太陽電池を設置することで、使用電気の量の7〜8割程度をまかなうことが可能です。
ご使用の電気量を確認させていただき、ご家族構成(今後のご使用量の変化など)も加味したうえで、詳しくシミュレーションさせていただきますので、お気軽にお問合せください。
Q9パワーコンディショナの役割は?
A.太陽電池モジュールで作られた電気は通常「直流」であり、これを日本の一般家庭で用いられている「交流」に変換することで、通常利用が可能な電気に変換する役割があります。
パワーコンディショナの「変換効率」は、太陽電池モジュールで発電した直流電力を、いかにロスなく交流電力に変換できるのかを表した数値です。
Q10パワーコンディショナの寿命はどれぐらい?
A.パワーコンディショナの寿命は約10年と言われています。
例えば、産業用ソーラーを設置し、買取期間が20年に設定されている場合は、期間中にパワーコンディショナが一度は寿命を迎えるため、その対策が必要となります。 住宅用ソーラーも同じことです。パワーコンディショナを選ぶ際は長期的な運用を視野に入れ、メーカー保証やメンテナンス体制を考慮することが大切です。
長くお使いいただくものだからこそ、アフターフォローも安心な会社をご選択をしていただけたらと思います。
ジオリゾームは創業30年以上、太陽光発電事業も2012年から10年以上になります。土壌汚染コンサルティング・無電柱化事業・事前エネルギー事業と環境を活性化する事業を続けてきました。安心なアフターフォロー体制を整えていますのでご質問不明点など、お気軽にお問合せください。
Q11屋根にネジ止めして雨漏りはしない?
A.各メーカーが行う研修に合格した、施工IDを所持する専門業者がメーカーの規定通りに施工を行えば、雨漏りの心配はありません。
Q12設置できない地域はありますか?
A.積雪量が1.5m以上の地域、塩害地域等、条件により設置できない場合があります。 実際の設置につきましては都度ご相談ください。
Q13設置できない屋根はありますか?
A.積雪量が1.5m以上の地域、塩害地域等、条件により設置できない場合があります。 実際の設置につきましては都度ご相談ください。
Q14太陽光発電があれば、電力会社から電気を買わずに生活できますか?
A.夜間や発電量の少ない雨の日は、電気を買う必要があります。
曇りの日や雨の日は、晴れの日に比べると日射量が少なく発電量もわずかです。また日射量の少ない夜間は発電しません。そういった時間は電気を買う必要があります。蓄電池を導入すれば日中に充電、夜間に使用することで買電量を減らすことも可能です。
Q15曇りや雨の日は、電気が使えなくなる?
A.発電電力は入射する光エネルギーに比例しますので、雨の日であっても、日射があれば発電します。
また、足りない電気は、一般家庭と同じように電力会社から買って使用するので、電気が使えなくなることはありません。
蓄電池があれば不足分を蓄電池から賄うことも出来ます。
Q16余った電気を電力会社に売ることもできますか?
A.可能です。
2009年より開始した、国が定めた固定価格で買い取る「固定価格買電制度」で、太陽光発電で余った電気を電力会社に売ることができます。その場合には、電力会社への申請の他、国への申請(事業計画認定申請)が必要になります。余った電気は自動的に電力会社に売られ、売った分の電気代はご契約者様が登録された口座に振り込まれます。
Q17設置時に何か届け出は必要ですか?
A.設置前に、経済産業省に「設備認定」を受ける必要があります。メーカー保証を受ける場合、お申し込みが必要となります。電力会社に対して、系統への接続に関する申込書を提出する必要があります。これらは当社で代行いたしますのでご安心ください。
Q18発電量は地域や季節によって変わりますか?
A.発電量は日射量や気温等に影響されるため、季節や地域によって発電量に差があります。また、わずかですが緯度による太陽の昇る角度の差も影響します。
Q19影の影響はありますか?
A.影の影響を受けた場合、発電量は低下します。また、影の影響を受けている面積分だけの低下ではないため、太陽電池モジュールには影がかからないように設置する必要があります。
Q20ごみやほこりによる発電量の影響はありますか?
A.太陽電池にごみやほこりが付着することもありますが、雨風で洗い流されるとほぼ元の能力に回復します。一般の住宅地区では塵などの汚れは降雨で流されるので、日常的な掃除の必要はあまりありません。
Q21鳥の糞などで汚れたときどうすればいいですか?
A.鳥の糞等が付着した場合は、清掃の必要があるためご相談下さい。
放置すると太陽光パネルが破損したり出力低下の可能性があります。
Q22屋根に設置した太陽光パネルの裏側に、鳥が巣を作って困っている。対応策は無いか?
A.太陽光パネルをネットで覆うタイプの鳥害対策ネットなどがありますのでご相談ください。
既に鳥の巣があり、卵やヒナがいる場合、許可なく撤去すると鳥獣保護管理法に違反することになりますので専門業者へご依頼ください。
Q23雷は落ちやすくならないですか。
A.屋根や屋上にある設備同様、太陽電池だからといって、雷が落ちやすいということはありません。
ただし、建築基準法では、高さ20mを越える場合には、避雷針(避雷設備)の設置義務が原則あります(建築基準法第33条、JIS A4201)。
Q24点検は、定期的に必要ですか?
A.再生可能エネルギー特別措置法の一部を改正する法律(改正FIT法)により、再生可能エネルギー発電設備の保守点検および維持管理が義務化されています。
目安として設置後1年目・5年目・9年目、以降4年毎に点検を実施してください。
Q25kW(キロワット)とkwh(キロワットアワー)の違いはなんですか?
A.kWとは瞬時の電力を示し、kWhとは一定時間あたりの積算電力量、つまりは時間の単位であるh(アワー)を積算した単位がkWh(キロワットアワー)で、1時間あたりの電力量を表します。例えば、5kWの発電を3時間続けた場合、発電電力量は5kW×3h=15kWhとなります。
Q26申込から設置完了まで何日くらいかかりますか?
A.ご契約時の条件(容量、場所、季節など)により異なります。 ご契約から運転開始まで2カ月~6カ月程度が目安となります。
Q27設置工事期間は何日ぐらいですか?
A.通常、住宅用の屋根への設置で1~2日間、蓄電池設置で1日間ですが、設置条件や当日の天候などにより時間を要する場合もあります。
Q28設置工事期間は何日ぐらいですか?
A.通常、住宅用の屋根への設置で1~2日間、蓄電池設置で1日間ですが、設置条件や当日の天候などにより時間を要する場合もあります。
Q29初期費用はどのくらいかかりますか?
A.太陽光発電システムを設置するには、機器一式、設置架台、電気・設置工事費などの費用がかかります。これらの費用は、設置条件(新築、既築)やモジュールのタイプ(屋根置き型、屋根建材型)、あるいは屋根材の種類や形状、面積などによって異なります。
Q30寒冷エリアでは、発電量が落ちる?
A.カタログに記載される太陽電池モジュールの性能は、国際基準により25℃で計測されたもので、一般的にはそれより温度が低いと最大出力がアップし、温度が高くなりすぎるとダウンします。
そのため、寒冷地の寒さで発電量が落ちるということはなく、積もった雪で太陽光が遮断された場合などは、その間の発電量が落ちることになります。
Q31太陽光発電の【系統連系】とは何ですか?
A.電力会社の送電線網に太陽光発電設備などをつないで電気のやり取りを行うことを「系統連系」といいます。昼間は太陽光発電と一部買電で電力を賄い、余った場合は電気を電力会社に売ることができます。夜間や発電量の少ない時には、従来通り電力会社から電気を買います。なお、電力会社と系統連系するためには、別途契約が必要になります。
Q32売れた電力代金はどのように受け取りますか?
A.買電と売電は相殺ではありません。
買った電気代は従来通り電力会社に支払い、売った電気代は別途銀行振込で入金されます。
Q33発電すると音はでますか?
A.太陽電池モジュールからは出ませんがパワーコンディショナからは、運転時にわずかな音(35~40dB程度)は出ます。しかし、その音が耳障りになる場合がありますので設置場所にはご注意ください。
Q34電圧上昇抑制とは?
A.電力の逆潮流による過度の電圧上昇を防ぐため、パワーコンディショナには電圧が上限値に達すると出力を抑えて電圧を調整する保護機能が組み込まれています。
これを電圧上昇抑制と言います。これにより一時的に発電量が減少することがありますが、電気を安心・安全に使用するために必要な機能であり、太陽光発電設備の故障ではありません。また、電圧が適正な範囲内に戻ると自動的に解除され、通常の発電状態に戻ります。
Q35温度上昇抑制とは?
A.設置環境およびパワーコンディショナの動作状況によりパワーコンディショナ本体の温度が上がっているときは、温度上昇抑制機能がはたらき一時的に発電量が減少することがあります。
これは太陽光発電設備を安心・安全に使用するための保護機能であり、故障ではありません。
また、本体の温度が適正な範囲内に戻ると自動的に解除され、通常の発電状態に戻ります。
Q36出力制御とは何ですか?
A.電力会社が太陽光発電システムから系統への接続を制限するものです。
出力抑制が必要な理由は、電気の需要と供給のバランスをとるためとなり、電気が需要以上に発電された場合に発生するのが「需給バランス制約による出力制御」です。その為、電気の使用量が低くなる春、秋に出力制御が多くなります。
また、送電線に流すことのできる電気の量には上限があり、上限を超えるおそれがある時に出力制御が必要になります。これを「送電線の容量による出力制御」といいます。
現時点では一般住宅(10kw未満)については出力制御は行われておりません。
Q37押し上げ効果とは?
A.太陽光発電で発電された電気は、自家消費分を差し引いた余剰電力分は売電することが可能です。その際に、売電中に蓄電池で使用電力をまかなうと、太陽光発電で発電された電気が多く余ることになり、その分売電できる電力が増えるという効果のことを言います。これは事実上、ダブル発電と言われており夜の安価な電気を転売して売電することになり、電気を使用すればする程、利益を得ることになってしまい、節電ではなく無駄に電力を使用することになってしまいます。それは環境のエコの点からみても相応しくなく、更に節電をして売電を増やしている家庭との不公平が生じてしまいます。それを避ける為に、経済産業省はダブル発電によって売電された電気に関して、売電価格の単価を下げる措置を取るようになりました。
Q38ダブル発電とは?
A.ダブル発電は、簡単に言うと太陽光発電で発電した電気も、蓄電池で貯めた電気も売電に回る仕組みになっています。「売電中に蓄電池で使用電力をまかない、太陽光発電で発電された電気を多く売電できる」この仕組みは他との不公平を避ける為、売電単価が下がるように経済産業省により設定されています。
Q39ダブル発電に適している家庭は?
A.日中の使用電力が多い家庭ではその分蓄電池の使用による押し上げ効果が期待できる為にダブル発電が適しています。更に、太陽光発電の設置容量の少ない家庭では発電量に対して、使用量が大きくなり、押し上げ効果が期待できるのでこちらもダブル発電に適しています。そして、売電目的ではなく、自家消費による使用目的で導入している家庭もダブル発電が適しています。
Q40パワーコンディショナには電磁波の影響はありませんか?
A.パワーコンディショナから発生する電磁波は、蛍光灯スタンドやテレビと同程度の低いレベルです。
人体への影響に関しては、他の電気製品と同様で特に問題はありませんが、
心臓ペースメーカーをご使用の場合は、
パワーコンディショナにあまり接近し過ぎないようにしてください。
また、テレビやラジオ、無線機のアンテナおよびアンテナ線から、3m程度離してください。
<心臓ペースメーカーご使用の方に>
パワーコンディショナの放射電界強度は携帯電話の1割以下です。
電波防護指針によれば、携帯電話はペースメーカーから
22cm以上離れていれば問題ないとされています。
従って、パワーコンディショナも22cm以上離れていれば影響はないと考えられますが、
ペースメーカーご使用の方はご注意ください。
Q41逆潮流とは?
A.電力会社にまつわる電気の流れについて、「順潮流」と「逆潮流」という二種類があることをまず説明します。私たちが日常生活で使用する電気は、電線を通じて住居や建物に送られてきます。この流れを「順潮流」といいます。一方、太陽光発電などによって需要家(個人や企業)から電力会社へ電気が逆流することを「逆潮流」とよびます。たとえば、住宅用太陽光発電では電力会社の送電網と系統連系しており、自家消費して残った余剰電力が送電網に流れていく仕組みです。
住宅ソーラー・蓄電池にまつわるご質問にお答えしてきましたが、実際のお宅の耐用年数や建物や屋根の構造による部分がありますので、ご不明点はお気軽にお問合せください。